訃報年表（大正時代）

没日
名前
享年
概要
大正元年（1912年）
8月12日 長谷川芳之助 58歳 実業家、衆議院議員。
8月14日 楫取素彦 84歳 長州藩士、足柄県参事、熊谷県権令、群馬県令、元老院議官、貴族院議員、宮中顧問官。
8月30日 渋沢成一郎 75歳 彰義隊頭取、実業家。
8月31日 12代杵屋六左衛門 74歳 長唄三味線方。
西郷孤月 40歳 画家、美術教育者。
9月2日 俵谷高七 59歳 発明家。
9月7日 田岡嶺雲 43歳 著作家、評論家。
9月13日 乃木希典 64歳 陸軍大将、学習院院長。明治天皇大喪の礼の夜、自刃。
乃木静子 54歳 乃木希典の妻。夫と共に自刃。
9月14日 植松考昭 37歳 ジャーナリスト。
9月23日 横山作次郎 49歳 柔道家。
9月29日 楊洲周延 75歳 浮世絵師。胃癌のため死去。
10月5日 穂積八束 53歳 法学者、貴族院議員。
10月6日 近藤元久 28歳 飛行家。飛行機の操縦中に風車に激突して死去。
10月15日 関寛斎 83歳 蘭方医。服毒自殺を図り死去。
10月21日 田本研造 81歳 写真家。
10月29日 茂木保平 41歳 実業家。
11月12日 小畑美稲 84歳 土佐藩士、裁判官、元老院議官、貴族院議員、香川県知事。
11月14日 田村又吉 71歳 農村指導者。
11月22日 4代橘家圓喬 48歳 落語家。肺病のため死去。
11月28日 福田与志 41歳 教育者。
12月2日 川崎正蔵 77歳 神戸川崎財閥創業者、貴族院議員。
12月3日 千坂高雅 72歳 米沢藩家老・大参事、石川県令、岡山県知事、陸軍中佐、貴族院議員。
12月11日 安藤仲太郎 52歳 画家。
12月13日 元良勇次郎 55歳 心理学者。カリエスのため死去。
12月19日 小川義綏 82歳 牧師。
12月23日 亀田介治郎 69歳 商人。
12月29日 楊洲周延 75歳 浮世絵師。胃癌のため死去。
大正2年（1913年）
1月2日 永井久一郎 62歳 漢詩人、内務官僚・文部官僚。脳溢血のため死去。
1月5日 小島龍太郎 65歳 社会思想家。
1月13日 大森兵蔵 38歳 スポーツ指導者。肺結核のため死去。
1月18日 速水堅曹 75歳 製糸技術者。
1月20日 中根香亭 75歳 漢学者、随筆家。
1月23日 江頭安太郎 49歳 海軍中将。
2月1日 塩井雨江 45歳 詩人、国文学者。
2月6日 兼松房治郎 69歳 実業家。
2月9日 稲垣千穎 69歳 国学者、教育者、歌人。
秋山則久 64歳 秋山好古・真之らの兄。
2月14日 川端玉章 72歳 画家。中風のため死去。
2月15日 本居豊穎 80歳 国学者。享年は76とも。脳溢血のため死去。
2月17日 坂崎紫瀾 61歳 ジャーナリスト、講談師、小説家。
2月23日 加藤泰令 76歳 伊予新谷藩主。
瓜生寅 72歳 官僚、実業家。
3月5日 小柳津勝五郎 67歳 農業改良家。
柴山五郎作 43歳 伝染病学者。
3月22日 幸堂得知 71歳 小説家、演劇評論家。
4月1日 上原六四郎 66歳 岩槻藩士、音楽理論家、物理学者。
4月6日 平沼専蔵 78歳 実業家、貴族院議員、衆議院議員。
4月8日 山田猪三郎 51歳 気球・飛行船開発者。
4月11日 木村正辞 87歳 国学者、国文学者。腎炎のため死去。
4月15日 清水彦五郎 60歳 文部官僚、東京商業学校校長。脳溢血のため死去。
5月4日 武石浩玻 30歳 飛行家。飛行機を操縦中に墜落事故死。
5月5日 石川節子 28歳 石川啄木の妻。肺結核のため死去。
5月11日 9代伊藤平左衛門 85歳 建築家。
5月14日 黒田綱彦 64歳 内務官僚、衆議院議員。
5月21日 中井太一郎 84歳 農事改良家。
5月23日 山本幸彦 70歳 高知師範学校校長、衆議院議員。
5月26日 坪井正五郎 51歳 自然人類学者。ロシア・ペテルスブルクで急性穿孔性腹膜炎のため客死。
6月13日 尾形俊太郎 75歳 新選組隊士。
6月20日 松本重太郎 70歳 実業家、衆議院議員。癌のため死去。
6月23日 荻野吟子 63歳 医師。脳動脈硬化のため死去。
6月24日 友安治延 69歳 陸軍中将。
6月25日 沢辺琢磨 80歳 キリスト教司祭。
7月1日 板倉勝達 75歳 陸奥福島藩主・三河重原藩主、貴族院議員。
7月5日 有栖川宮威仁親王 52歳 皇族、元帥海軍大将。肺患のため死去。
7月10日 西道仙 78歳 ジャーナリスト、教育者、医師、長崎市会議員。
7月10日 林董 64歳 兵庫県知事・香川県知事・外務大臣・逓信大臣・外交官。脳溢血のため死去。
7月11日 高杉東一 50歳 高杉晋作の子。
7月16日 清水晴風 63歳 玩具研究家。
7月24日 初代市川九女八 68歳 女役者。
7月28日 安達安子 79歳 教育者。
奥原晴湖 77歳 画家。
7月30日 石川光明 62歳 彫刻家。
伊藤左千夫 50歳 歌人、小説家。脳溢血のため死去。
7月31日 3代竹本大隅太夫 60歳 浄瑠璃太夫。
8月4日 中林梧竹 87歳 書家。
8月29日 武田錦子 53歳 英語学者。
9月2日 岡倉天心 52歳 思想家、哲学者。慢性腎炎と尿毒症のため死去。
9月4日 田中正造 73歳 衆議院議員。胃癌のため死去。
鈴木藤三郎 59歳 実業家、衆議院議員。胃癌のため死去。
9月6日 阿部守太郎 42歳 外交官。中国問題の対応に不満を持った強硬論者・岡田満に刺され、翌日死亡。
9月7日 若尾逸平 94歳 実業家、銀行家、甲府市長。
9月9日 岡田満 20歳 国家主義者。阿部守太郎を暗殺した後、割腹自殺。
9月23日 松村文次郎 75歳 衆議院議員、新潟県会議長。
10月7日 中平菊馬 70歳 土佐藩郷士。
10月10日 桂太郎 67歳 第11・13・15代内閣総理大臣、台湾総督・陸軍大臣・内務大臣・文部大臣・大蔵大臣・内大臣・
外務大臣。胃癌のため死去。
10月12日 大野洒竹 42歳 俳人。
10月16日 高橋忠次郎 44歳 体育教師・遊戯研究家。
10月25日 堀真五郎 76歳 長州藩士、大審院判事。
11月2日 岡橋治助 89歳 第三十四国立銀行頭取、天満紡績社長。
11月10日 渡邊昇 76歳 肥前大村藩士、大阪府知事、元老院議官、会計検査院長、貴族院議員。
11月17日 弘世助三郎 71歳 第百三十三国立銀行頭取、日本生命保険創業者、滋賀県会議員。
11月20日 田村顕允 82歳 仙台藩亘理伊達家家老、開拓者。
11月22日 徳川慶喜 77歳 江戸幕府第15代征夷大将軍、貴族院議員。感冒のため死去。
12月4日 後藤猛太郎 51歳 探検家、日本活動フィルム会社（日活）社長。
12月8日 田辺豪次郎 74歳 土佐藩郷士。
12月13日 松平直静 66歳 越後糸魚川藩主。
12月15日 鍋沢ワカルパ 51歳 アイヌ文化伝承者。
12月16日 東條英教 59歳 陸軍中将。心臓病のため死去。
12月21日 西丸帯刀 92歳 水戸藩士。
12月23日 船越衛 74歳 広島藩士、千葉県知事、石川県知事、宮城県知事、貴族院議員、宮中顧問官。
12月28日 太田資美 60歳 遠江掛川藩主・上総松尾藩主。
12月31日 西丸帯刀 92歳 水戸藩郷士。
小池正直 60歳 貴族院議員、陸軍軍医総監。
末永純一郎 47歳 ジャーナリスト。
大正3年（1914年）
1月15日 中原尚雄 70歳 薩摩藩士、高知県警部長、山梨県警部長、福岡県警部長。
1月16日 伊東祐亨 72歳 元帥海軍大将。腎臓炎のため死去。
1月17日 交野時万 83歳 権少納言、侍従、氷川神社・日吉神社大宮司。
1月18日 吉富簡一 77歳 衆議院議員、実業家。
1月19日 7代石川藤八 51歳 織物業者。
1月30日 石井十次 50歳 孤児院創設者。腎臓病のため死去。
三条公美 40歳 貴族院議員、公爵。
1月31日 広瀬宰平 87歳 住友財閥総理人。
2月10日 永岡鶴蔵 52歳 労働運動家。
2月11日 4代宝山左衛門 56歳 歌舞伎囃子方。
2月14日 中野初子 56歳 電気工学者。
2月16日 青木周蔵 71歳 外務大臣。肺炎のため死去。
2月28日 岡鹿門 82歳 仙台藩士、漢学者。
鳥山啓 78歳 博物学者、教育者、作詞家。
3月3日 下岡蓮杖 92歳 写真家。
3月4日 松田正久 70歳 大蔵大臣・文部大臣・司法大臣・衆議院議長。胃潰瘍のため死去。
3月10日 佐村八郎 50歳 歴史研究家、中学教師。
3月15日 長谷場純孝 61歳 衆議院議長、文部大臣。動脈瘤破裂のため死去。
11代式守伊之助 55歳 大相撲立行司。
3月17日 平出修 37歳 小説家、詩人、歌人、弁護士。
3月18日 菊池貫平 69歳 困民党参謀長。
3月30日 羽田恭輔 74歳 政論家、大東日報社長。
4月9日 昭憲皇太后
（一条美子）		 66歳 一条忠香の娘、明治天皇の皇后。狭心症のため死去。
4月26日 佐竹義理 57歳 出羽岩崎藩主、貴族院議員。
5月11日 大久保忠順 58歳 下野烏山藩主。
5月26日 徳富一敬 93歳 漢学者、教育者。
5月28日 山座円次郎 49歳 外交官。
6月9日 小林有也 60歳 伯太藩士、教育者。
6月13日 林賢徳 77歳 金沢藩士、日本鉄道会社設立者。
6月24日 高木顕明 51歳 浄土真宗の僧侶。大逆事件で無期懲役刑を受け、秋田監獄で自殺。
6月26日 小松宮頼子 63歳 小松宮彰仁親王の妃、有馬頼咸の娘。心臓麻痺のため死去。
7月4日 井上頼圀 76歳 国学者。腎臓炎と尿毒症のため死去。
高見山宗五郎 64歳 大相撲力士（関脇）。
8月19日 阿部正桓 64歳 備後福山藩主。
8月20日 武藤幸逸 77歳 農事指導者。
8月23日 海老名季昌
（海老名郡次）		 72歳 会津藩家老、警視庁警視、若松町長。
9月2日 斎藤万吉 53歳 農業経済学者。
9月28日 浜野茂 63歳 投機家、衆議院議員。
9月30日 松平親懐
（松平権十郎）		 77歳 庄内藩家老、酒田県参事、鶴岡県参事。
10月7日 川名兼四郎 40歳 民法学者。
10月16日 高島嘉右衛門 83歳 実業家、易断家。
10月19日 大島貞益 70歳 経済評論家、翻訳家、教育者。
10月22日 初代小錦八十吉 49歳 第17代横綱。
10月23日 高山甚太郎 60歳 応用化学者。
10月30日 佐藤北江 47歳 新聞記者。喉頭癌のため死去。
10月31日 鳥居忠文 68歳 下野壬生藩主。
11月3日 鈴木利亨 77歳 大蔵官僚、銀行家。
11月10日 浅田栄次 50歳 英語学者。
11月16日 押川春浪 39歳 小説家。急性肺炎のため死去。
11月21日 垪和為昌 59歳 化学者。
藤井種太郎 45歳 国家主義者。
12月2日 鶴原定吉 59歳 外務官僚、関西鉄道社長、大阪市長、衆議院議員。
12月28日 加藤復重郎 67歳 印刷業者。
12月30日 笹尾鉄三郎 47歳 キリスト教伝道者、牧師。
大正4年（1915年）
1月1日 岡田良一郎 77歳 実業家、衆議院議員。
初代吉田奈良丸 65歳 浪曲師。
1月5日 永倉新八 77歳 新選組二番隊組長・撃剣師範。骨膜炎と敗血症のため死去。
1月6日 渡辺篤 73歳 京都見廻組隊士、剣客。
1月10日 後藤伊左衛門 88歳 造林事業家。
1月12日 有坂成章 64歳 陸軍中将。
1月19日 2代岸本五兵衛 52歳 岸本汽船社長。
1月21日 芳村正秉 77歳 神習教の開祖。
1月25日 佐藤鉄三郎 80歳 水戸藩士。
1月26日 大久保春野 70歳 陸軍大将。
1月27日 大関増徳 77歳 下野黒羽藩主。
2月5日 上田重良 54歳 小樽新聞社長。
2月8日 長塚節 37歳 歌人、小説家。喉頭結核のため死去。
2月9日 森田悟由 82歳 曹洞宗管長。
2月16日 浜田玄達 62歳 産婦人科学者。
2月20日 岩村通俊 76歳 土佐藩士、北海道庁長官・農商務大臣・宮中顧問官・貴族院議員。
2月27日 森山芳平 62歳 機業家。
3月2日 土肥春曙 47歳 舞台俳優。心臓麻痺のため死去。
3月18日 香川敬三 75歳 水戸藩士、枢密顧問官、皇太后宮大夫。
4月17日 島津忠欽 71歳 薩摩藩士、貴族院議員。
4月20日 遠藤利貞 73歳 桑名藩士、和算史家。
松平正直 72歳 福井藩士、宮城県知事、熊本県知事、内務次官、貴族院議員、枢密顧問官。胃癌のため死去。
5月11日 古荘嘉門 76歳 熊本藩士、内務官僚、群馬県知事、三重県知事、衆議院議員、貴族院議員。
6月2日 荒木寛畝 85歳 画家。
6月3日 横山源之助 45歳 新聞記者。
6月6日 酒井忠篤 63歳 出羽庄内藩主、陸軍歩兵中尉。
6月11日 川勝鉄弥 66歳 牧師。
6月13日 鍋島直彬 73歳 肥前鹿島藩主、貴族院議員。
6月25日 鈴木三蔵 84歳 農事指導者。
7月14日 南貞助 69歳 長州藩士、実業家。高杉晋作の従弟。
7月22日 坂本春猪 73歳 坂本権平の娘、坂本清次郎の妻、坂本龍馬の姪。
7月23日 細川雄二郎 65歳 統計学者。
7月28日 島田翰 36歳 書誌学者。金沢文庫所蔵の古書を中国に売却して逮捕され、獄中で自殺。
8月5日 佐久間左馬太 72歳 陸軍大将、台湾総督。
8月10日 西川春洞 69歳 書家。
8月17日 佐竹作太郎 67歳 第十国立銀行頭取、東京電灯社長、衆議院議員。
8月19日 島津忠済 71歳 貴族院議員。
8月23日 中沢務 71歳 新選組隊士。
9月1日 井上馨 81歳 長州藩士、外務卿・外務大臣・農商務大臣・内務大臣・大蔵大臣。
9月4日 五姓田義松 61歳 画家。
9月8日 石川理紀之助 71歳 篤農家。
9月13日 関新吾 62歳 ジャーナリスト、内務官僚、福井県知事。
9月16日 田辺太一 85歳 幕臣、外交官、元老院議官。
9月19日 岡内重俊 74歳 土佐藩士、司法官、元老院議官、貴族院議員。
9月26日 原口鶴子 30歳 心理学者。
9月28日 斎藤一 72歳 新選組三番隊組長、警察官。胃潰瘍のため死去。
9月29日 笹森儀助 71歳 探検家、青森市長。
10月 穂波経度 79歳 非参議、民部卿。
10月6日 海野勝珉 72歳 彫金家。
10月19日 渡辺重石丸 79歳 中津藩士、国学者、神道学者。
10月21日 樫田亀一郎 46歳 内科医。
11月12日 津田米次郎 54歳 絹布力織機発明者。
11月28日 小林清親 69歳 版画家、浮世絵師。
11月30日 辻新次 74歳 洋学者、文部官僚、実業家、貴族院議員。
12月25日 国司仙吉 70歳 長州藩士、木更津県権参事、秋田県権令。
長田秋濤 45歳 劇作家、仏文学者、翻訳家。
12月29日 中根幸 80歳? 徳川慶喜の側室。
大正5年（1916年）
不明 松井盈之 74歳 熊本藩大参事。
1月7日 小山正太郎 60歳 越後長岡藩士、画家。
村上彰一 60歳 鉄道家。
1月11日 高島鞆之助 73歳 薩摩藩士、陸軍中将、陸軍大臣、枢密顧問官、台湾副総督、拓殖務大臣。脳溢血のため死去。
1月13日 外山脩造 75歳 越後長岡藩士、衆議院議員、阪神電鉄社長。
1月16日 北垣国道 81歳 尊攘運動家、高知県令、徳島県令、京都府知事、北海道庁長官、貴族院議員、枢密顧問官。
1月19日 秋月桂太郎 46歳 舞台俳優。
1月24日 大林芳五郎 53歳 大林組創業者。
1月31日 4代中村仲蔵 62歳 歌舞伎役者。
2月1日 岡村輝彦 62歳 法学者、大審院判事、弁護士。
2月2日 三浦守治 60歳 病理学者、歌人。急性腹膜炎のため死去。
2月9日 加藤弘之 81歳 帝国大学総長、貴族院議員、帝国学士院院長、枢密顧問官。
2月27日 富田鐵之助 82歳 仙台藩士、日本銀行総裁、貴族院議員、東京府知事。
2月28日 今村紫紅 37歳 画家。肝臓病・脳溢血のため死去。
3月4日 梅渓通治 86歳 左近衛権少将、伏見稲荷神社宮司。
3月7日 吉丸一昌 44歳 作詞家、文学者、教育者。心臓発作のため死去。
3月13日 平井金三郎 58歳 教育者、言語学者。
3月16日 高木政勝 70歳 宗教家。
3月29日 海上胤平 88歳 歌人。
3月30日 中牟田倉之助 80歳 海軍中将、枢密顧問官。
4月7日 松尾臣善 74歳 日本銀行総裁。
4月11日 横山隆興 69歳 金沢藩士、鉱山経営者。
4月14日 喜舎場朝賢 77歳 琉球の官吏。
5月6日 村上俊吉 70歳 実業家、牧師。
5月9日 関戸覚蔵 73歳 衆議院議員。
5月16日 桂文左衛門 73歳 落語家。
5月18日 三浦安太郎 29歳 社会運動家。大逆事件で無期懲役刑を受け、長崎監獄で自殺。
5月20日 馬場道久 71歳 実業家、貴族院議員。
6月4日 八田達也 63歳 養蚕改良家。
6月22日 田中芳男 79歳 博物学者、物産学者、農学者、園芸学者、元老院議官、貴族院議員。
7月9日 上田敏 43歳 詩人、翻訳家、評論家。腎臓疾患のため死去。
7月15日 佐々木道元 28歳 社会運動家。大逆事件で無期懲役刑を受け、千葉監獄で獄死。
7月19日 津軽承昭 77歳 陸奥弘前藩主。
7月20日 岡市之助 57歳 陸軍中将、陸軍大臣。
8月8日 上村彦之丞 68歳 海軍大将。
山葉寅楠 66歳 ヤマハ創業者、楽器製造者。
8月29日 尾崎行正 79歳 官吏。尾崎行雄の父。
9月2日 小芝長之助 88歳 旗本。
9月8日 原田十次郎 69歳 実業家。
9月9日 千頭清臣 61歳 教育者、内務官僚、栃木県知事、宮城県知事、新潟県知事、鹿児島県知事、貴族院議員。
9月13日 井上密 50歳 法学者、京都市長。
9月20日 志賀親朋 75歳 通訳。
9月24日 竹内久一 60歳 彫刻家。
高田実 46歳 舞台俳優。
10月10日 妻木頼黄 58歳 建築家。
10月12日 高松凌雲 81歳 医師。
10月15日 3代松永和楓 78歳 長唄唄方。
10月18日 宮本小一 81歳 元老院議官、貴族院議員。
10月22日 塩見政治 39歳 実業家。
10月27日 岩本栄之助 40歳 株式仲買人。自宅で短銃自殺を図り、5日後に死去。
10月30日 大石弥太郎 88歳 土佐藩士。
11月1日 貝島太助 72歳 実業家。
11月6日 山科言縄 82歳 伯爵、有職家。
11月7日 桃中軒雲右衛門 44歳 浪曲師。肺結核のため死去。
11月9日 安部井磐根 85歳 二本松藩士、衆議院副議長。
11月12日 中田清兵衛 66歳 実業家、貴族院議員。
11月16日 榎本虎彦 51歳 歌舞伎作者。
11月25日 宮地彦三郎 78歳 土佐藩士、海援隊隊士。
11月27日 松本十郎 78歳 開拓使大判官。
11月29日 薄井龍之 88歳 尊攘運動家、判事。享年は80・85とも。
12月 藤雅三 64歳 画家。
12月9日 夏目漱石 50歳 小説家。胃潰瘍のため死去。
12月10日 大山巌 75歳 薩摩藩士、元帥陸軍大将、陸軍卿・陸軍大臣・内大臣。胆嚢炎のため死去。
12月13日 花井お梅 54歳 芸妓、殺人犯。肺炎のため死去。
12月16日 春日白水 74歳 儒学者。
12月17日 二宮熊次郎 52歳 ジャーナリスト。
12月18日 初代渋谷天外 35歳 喜劇俳優。
12月23日 楠本碩水 85歳 儒学者。
12月24日 牧野貞寧 60歳 常陸笠間藩主、貴族院議員。
12月26日 石橋政方 77歳 オランダ語通詞、外務省大書記官。
大正6年（1917年）
1月2日 藤波甚助 68歳 郷土史家。
1月4日 村岡良弼 73歳 法制学者、地理学者。
1月13日 立石斧次郎 75歳 通訳。
1月23日 伊地知幸介 64歳 陸軍中将。
1月27日 伊達宗基 52歳 陸奥仙台藩主。
1月29日 中山信徴 72歳 常陸松岡藩主、水戸藩家老。
曜日蒼龍 63歳 浄土真宗の僧。
2月13日 初代片倉兼太郎 69歳 片倉財閥の創始者。
2月14日 服部耕雨 66歳 俳人。
2月18日 園田実徳 70歳 薩摩藩士、実業家、衆議院議員。
2月23日 吉村芳太郎 79歳 新選組隊士。
3月3日 藤沢浅二郎 52歳 俳優、劇作家、ジャーナリスト。
3月9日 宝生九郎知栄 81歳 農学者。
3月15日 山路愛山 54歳 評論家、歴史家。疫痢のため死去。
3月18日 南部義籌 78歳 ローマ字論者。
3月23日 黒田清綱 88歳 薩摩藩士、元老院議官、貴族院議員、枢密顧問官、歌人。
松平直巳 86歳 出雲広瀬藩主。
3月24日 5代杵屋勘五郎 43歳 長唄三味線方。
3月31日 竹添進一郎 76歳 熊本藩士、外交官、漢学者。
4月2日 平岡通義 87歳 長州藩士、官僚、建築家。
4月9日 来栖壮兵衛 63歳 実業家、横浜市会議員。
4月23日 武市富子 88歳 武市瑞山の妻。
梶田半古 48歳 画家。肺患のため死去。
5月1日 土子金四郎 54歳 実業家、経済学者。腎炎のため死去。
5月3日 伊沢修二 67歳 教育者、教育学者、貴族院議員。脳出血のため死去。
5月13日 杉贋阿弥 48歳 劇評家。
5月15日 鳥居忱 63歳 作詞家。
5月16日 坂本四方太 45歳 俳人。
6月8日 松平忠和 67歳 肥前島原藩主。
6月17日 藤岡好古 72歳 国語学者、神職。
6月21日 関矢孫左衛門 74歳 尊攘運動家、開拓者、衆議院議員。
6月24日 桜間左陣 83歳 能楽師。
川合清丸 70歳 宗教家。
7月5日 塚原渋柿園 70歳 小説家。
7月7日 足立寛 76歳 医学者、陸軍軍医総監。胆嚢炎のため死去。
7月9日 花房義質 76歳 外交官、枢密顧問官、日本赤十字社社長。慢性胃炎のため死去。
7月10日 五十嵐敬之 81歳 土佐藩士。
7月19日 土倉庄三郎 78歳 林業家。
7月22日 初代若柳寿童 73歳 日本舞踊家。
7月27日 岡本穎一郎 38歳 社会運動家。大逆事件で無期懲役刑を受け、長崎監獄で獄死。
8月2日 今井白楊 29歳 詩人。犬吠埼で遊泳中に水死。
三富朽葉 29歳 詩人。溺れた友人・今井白楊を助けようとして水死。
8月10日 木戸孝正 61歳 東宮侍従長、宮中顧問官。急性胃腸炎のため死去。
8月17日 岩村透 48歳 美術評論家。
8月19日 菊池大麓 63歳 数学者、貴族院議員、文部大臣、枢密顧問官。脳溢血のため死去。
8月21日 奥田義人 58歳 内閣法制局長官・司法大臣・文部大臣、貴族院議員、東京市長。肝腫瘍のため死去。
8月28日 初代稀音家浄観 79歳 長唄三味線方。
9月4日 臼井六郎 60歳 秋月藩士、日本最後の仇討の実行者。
9月5日 本因坊秀元 64歳 囲碁棋士。
9月7日 梅園実師 57歳 歌人。
高倉藤平 44歳 株式仲買人、実業家。
9月9日 土居通夫 81歳 実業家、衆議院議員。
9月10日 星野恒 79歳 国史学者、漢学者。脳出血のため死去。
10月9日 竹本摂津大掾 82歳 浄瑠璃太夫。
10月18日 岡正矣 62歳 朝鮮京城電気重役。秋山好古・真之らの兄。
10月23日 仙石政固 75歳 但馬出石藩知事。
10月24日 片山東熊 65歳 建築家。
10月26日 上条嘉門次 71歳 登山ガイド。
11月6日 近藤陸三郎 61歳 足尾銅山所長。
11月25日 佐々醒雪 46歳 国文学者、俳人。腸チフスのため死去。
12月1日 池田蕉園 32歳 浮世絵師、画家。結核と肋膜炎のため死去。
12月4日 杉亨二 90歳 統計学者、官僚、啓蒙思想家。
12月8日 11代千宗室 65歳 茶道家、裏千家家元。
12月9日 永江純一 65歳 衆議院議員、実業家。
12月13日 樋口勘次郎 47歳 教育学者。
12月21日 山尾庸三 81歳 工部卿・法制局長官。心臓病のため死去。
12月23日 青山胤通 59歳 医学者。食道癌のため死去。
12月30日 重宗芳水 45歳 実業家。
大正7年（1918年）
1月1日 大野仁平 71歳 侠客。
1月3日 千家尊福 74歳 出雲大社教の開祖、埼玉県知事・静岡県知事・東京府知事・司法大臣、貴族院議員。
1月5日 和田雄治 60歳 気象学者、海洋学者。
1月9日 柳川春葉 42歳 小説家、劇作家。急性肺炎のため死去。
1月15日 牧野康済 78歳 信濃小諸藩主。
宮原二郎 61歳 海軍機関中将。
1月18日 菊池芳文 57歳 画家。
1月22日 吉田東伍 55歳 歴史学者、地理学者。尿毒症のため死去。
1月23日 手島精一 70歳 工業教育指導者。
浜田健次郎 59歳 官吏。心臓病のため死去。
1月31日 朝吹英二 70歳 実業家。
2月2日 山崎直胤 67歳 山梨県知事、三重県知事。
2月3日 牧野忠毅 60歳 越後長岡藩主。
2月4日 秋山真之 51歳 海軍中将。虫垂炎と腹膜炎のため死去。
2月10日 蜂須賀茂韶 73歳 阿波徳島藩主、元老院議官、貴族院議長、東京府知事、文部大臣。
2月17日 中西君尾 75歳 芸妓。
2月18日 押川則吉 57歳 山形県知事・大分県知事・長野県知事・岩手県知事・熊本県知事・貴族院議員、農商務次官・
内務次官・八幡製鉄所長官。収賄事件の発覚により自宅で自殺。
2月23日 波多野鶴吉 61歳 グンゼ創業者。
3月5日 松平信庸 75歳 出羽上山藩主。
藤岡市助 62歳 工学者、実業家。
3月9日 納富介次郎 75歳 画家、工業デザイナー。
3月20日 小川平馬 85歳 土佐藩郷士。
3月24日 蒔田広孝 70歳 備中浅尾藩主。
3月29日 外山亀太郎 52歳 遺伝学者、蚕種改良家。
3月30日 関義臣 80歳 福井藩士、鳥取県権令、徳島県知事、山形県知事、貴族院議員。
4月2日 渡辺省亭 69歳 画家。
4月6日 松本捨助 74歳 新選組隊士。
隈川宗雄 61歳 医学者。肝臓癌のため死去。
4月8日 重田定一 45歳 文部官僚、歴史家。直腸癌のため死去。
4月30日 池田謙斎 78歳 医師、宮中顧問官。
5月10日 3代古今亭志ん生 56歳 落語家。
5月17日 鷹司煕通 64歳 陸軍少将、侍従長、貴族院議員。脳溢血のため死去。
渡辺政太郎 46歳 社会運動家。
5月27日 大砲万右エ門 50歳 第18代横綱。糖尿病のため死去。
6月3日 吉野白村 38歳 小学校校長、歌人。結核のため死去。
6月23日 井上伝蔵 65歳 困民党会計長。逃亡先の北海道で死去。
6月25日 今井信郎 78歳 旗本、初倉村村長。
6月30日 小田頼造 38歳 社会運動家。
7月3日 工藤重義 45歳 財政学者。
7月4日 本城安太郎 59歳 大陸浪人。
7月11日 初代月山貞一 83歳 刀工。
8月5日 内垣末吉 72歳 囲碁棋士。
8月13日 奈良原繁 85歳 薩摩藩士、貴族院議員、日本鉄道社長。
8月15日 古賀辰四郎 63歳 実業家、尖閣諸島開拓者。
9月4日 中野二郎三郎 66歳 自由民権運動家。
9月11日 塙忠韶 87歳 国学者。
9月17日 本野一郎 57歳 外交官、外務大臣。
9月19日 呉文聰 68歳 統計学者、貴族院議員。
9月24日 深井仁子 78歳 教育者。
9月30日 大浦兼武 69歳 薩摩藩士、島根県知事・山口県知事・熊本県知事・宮城県知事・警視総監・逓信大臣・
農商務大臣・内務大臣。
10月8日 中野武営 71歳 衆議院議員、東京市会議長、実業家。尿毒症のため死去。
10月9日 佐々木東洋 80歳 内科医。肺炎のため死去。
10月13日 尾崎三良 77歳 元老院議官、貴族院議員、内閣法制局長官、宮中顧問官。
10月23日 松平信安 55歳 出羽上山藩主。
10月30日 鈴木浦八 67歳 農事指導者。
11月4日 土方久元 86歳 土佐藩士、宮中顧問官、元老院議官、農商務大臣、宮内大臣。肺炎のため死去。
11月5日 島村抱月 48歳 劇作家、小説家、文芸評論家、詩人。スペイン風邪のため死去。
11月6日 出口なお 83歳 大本の教祖。
11月10日 野口シカ 66歳 野口英世の母。スペイン風邪のため死去。
11月11日 山内量平 71歳 牧師。
11月13日 巌谷孫蔵 52歳 法学者。
11月15日 湯本義憲 70歳 埼玉県会議員、衆議院議員、岐阜県知事。
12月 木曾源太郎 80歳 熊本藩士、伊勢度会府判事。
12月6日 乾六一 22歳 板垣退助の子。
12月11日 土居光華 72歳 自由民権運動家、衆議院議員。
12月14日 大原重朝 71歳 参与、貴族院議員。
真鍋斌 68歳 陸軍中将、貴族院議員。
12月15日 角田忠行 85歳 国学者、神官。
12月16日 大内青巒 74歳 仏教学者、思想家。脳溢血のため死去。
12月21日 中島力造 61歳 倫理学者。心不全と肺炎のため死去。
12月31日 戸田忠行 72歳 下野足利藩主、貴族院議員。
大正8年（1919年）
不明 木川松蔵 81歳 河井継之助の近侍。
岡部繁之助 78歳 長州藩士、工部官僚。
1月1日 西郷寅太郎 54歳 陸軍大佐、貴族院議員。スペイン風邪による肺炎のため死去。
1月3日 小川定明 65歳 尾張藩士、新聞記者。
1月4日 金田徳光 57歳 徳光教の教祖。
1月5日 松井須磨子 34歳 舞台女優。島村抱月の後を追って首吊り自殺。
1月16日 浅野恭子 22歳 伏見宮博恭王の娘、浅野長武の妻。スペイン風邪のため死去。
1月17日 有地品之允 77歳 海軍中将、貴族院議員、枢密顧問官。
1月27日 黒沢鷹次郎 71歳 第十九国立銀行頭取。
2月3日 織田純一郎 69歳 翻訳家、ジャーナリスト。
2月11日 三好愛吉 50歳 第二高等学校校長。スペイン風邪のため死去。
2月12日 古谷久綱 46歳 衆議院議員。
2月17日 白石直治 63歳 土木工学者、衆議院議員。脳溢血のため死去。
2月18日 大山捨松 60歳 大山巌の妻。スペイン風邪のため死去。
2月19日 福島安正 68歳 陸軍大将。
2月20日 村山槐多 24歳 洋画家。スペイン風邪による結核性肺炎のため死去。
2月21日 寺崎広業 54歳 画家。咽喉癌のため死去。
2月22日 川北朝鄰 80歳 和算家。
伊東義五郎 62歳 海軍中将、貴族院議員。
2月26日 森山茂 78歳 外交官、元老院議官、富山県知事、貴族院議員。
加納久宜 72歳 上総一宮藩主、鹿児島県知事、貴族院議員。
3月4日 成瀬仁蔵 62歳 キリスト教牧師。肝臓癌のため死去。
3月6日 峯尾節堂 35歳 僧。大逆事件で無期懲役刑を受け、千葉監獄で獄死。
3月7日 福岡孝弟 85歳 司法大輔、元老院議官、文部卿、参議、枢密顧問官、宮中顧問官。
三島彌太郎 53歳 貴族院議員、日本銀行総裁。
3月16日 新原敏三 70歳 芥川龍之介の父。
3月20日 角田竹冷 63歳 俳人、衆議院議員。脳溢血のため死去。
3月22日 宮崎三昧 61歳 小説家。
3月24日 内藤政憲 72歳 陸奥湯長谷藩主。
3月25日 辰野金吾 66歳 建築家。スペイン風邪のため死去。
4月5日 津軽英麿 48歳 貴族院議員。
4月11日 11代十寸見河東 79歳 浄瑠璃三味線方。
4月18日 上杉茂憲 76歳 出羽米沢藩主、元老院議官、貴族院議員。
4月22日 水野勝知 82歳 下総結城藩主。
4月23日 竹田宮恒久王 38歳 北白川宮能久親王の王子、陸軍少将。スペイン風邪のため死去。
4月27日 前島密 85歳 貴族院議員、元老院議官、早稲田大学校長。
2代中村翫右衛門 69歳 歌舞伎役者。
5月4日 井戸泰 39歳 医学者。スペイン風邪と腸チフスのため死去。
5月9日 諸井春畦 54歳 実業家、書道家。スペイン風邪のため死去。
5月11日 渡辺国武 74歳 高知県令・徳島県令・福岡県令・大蔵大臣・逓信大臣。
5月12日 三島中洲 90歳 漢学者、大審院判事、宮中顧問官。スペイン風邪のため死去。
5月17日 3代中村歌六 71歳 歌舞伎役者。
5月31日 水野仙子 32歳 小説家。
6月4日 徳大寺実則 81歳 国事御用掛、大納言、議定、侍従長、宮内卿、内大臣。スペイン風邪のため死去。
6月6日 井上円了 62歳 哲学者、教育者。脳溢血のため死去。
6月12日 井上友一 49歳 内務官僚、東京府知事。脳溢血のため死去。
6月16日 関根正二 20歳 画家。肺結核のため死去。
6月29日 渡辺渡 63歳 鉱山学者。食道癌のため死去。
7月1日 蓼沼丈吉 58歳 実業家、衆議院議員。
7月11日 鈴木三樹三郎 83歳 新選組九番隊組長、御陵衛士、警察官。老衰のため死去。
7月16日 板垣退助 83歳 土佐藩士、内務大臣、自由党総理。
7月18日 和田垣謙三 60歳 経済学者。腎臓炎のため死去。
7月20日 赤松連城 79歳 浄土真宗の僧。
米井源治郎 59歳 明治屋社長、麒麟麦酒専務。
内田銀蔵 48歳 歴史学者。胃潰瘍のため死去。
7月30日 緒方正規 67歳 衛生学者、細菌学者。食道癌・肺癌・肺壊疽のため死去。
8月5日 伊東徹太 42歳 医学者。
8月9日 箕作元八 58歳 歴史学者。脳溢血のため死去。
8月16日 足立林太郎 73歳 新選組隊士、札幌区会議員。
8月20日 木村利右衛門 86歳 実業家、貴族院議員。
8月25日 柴田家門 58歳 内閣書記官長・文部大臣、貴族院議員。
小山東助 41歳 衆議院議員、ジャーナリスト。
8月28日 初代橘旭翁 72歳 琵琶演奏家。
9月11日 6代森村市左衛門 81歳 森村財閥創業者。胃癌と腎萎縮のため死去。
9月23日 4代菅野序遊 79歳 浄瑠璃三味線方。
9月27日 中島泰蔵 53歳 心理学者。
9月29日 石川小五郎 80歳 長州藩士、外交官、枢密顧問官。
9月30日 三井八郎次郎 71歳 三井物産社長。
10月8日 園池公静 85歳 奈良県知事。
10月16日 北条氏恭 75歳 河内狭山藩主。
10月17日 溝口直正 65歳 越後新発田藩主。享年は64とも。
10月25日 宮本叔 53歳 細菌学者。リウマチ性神経痛と慢性気管支拡張のため死去。
10月26日 明石元二郎 56歳 陸軍大将、台湾総督。死因は脳溢血、肝硬変、スペイン風邪など諸説ある。
11月1日 釈宗演 61歳 臨済宗の僧。肺炎のため死去。
11月3日 寺内正毅 68歳 第18代内閣総理大臣、陸軍大臣・外務大臣・大蔵大臣・韓国統監・朝鮮総督。心臓肥大症の
ため死去。
11月5日 田中義成 60歳 歴史学者。脳溢血のため死去。
11月12日 松崎蔵之助 55歳 経済学者。
11月15日 松平忠敬 65歳 武蔵忍藩主。
11月21日 久原躬弦 65歳 化学者。慢性気管支炎のため死去。
11月27日 中山孝麿 68歳 貴族院議員、麹町区長、宮中顧問官、東宮侍従長。
11月29日 黒田直養 71歳 上総久留里藩主。
12月6日 堀直弘 59歳 越後村松藩主。
12月8日 原亮三郎 72歳 出版経営者、衆議院議員。
12月14日 永井直諒 71歳 摂津高槻藩主。
12月15日 石神亨 63歳 医師。
12月25日 白河鯉洋 46歳 ジャーナリスト、衆議院議員。
12月26日 小松原英太郎 68歳 埼玉県知事・静岡県知事・長崎県知事・内務次官・農商務大臣・文部大臣、拓殖大学学長。
12月31日 笠井順八 85歳 小野田セメント創業者。
上野理一 72歳 朝日新聞社主。
大正9年（1920年）
1月2日 阿部興人 76歳 衆議院議員、実業家。
1月3日 大岡忠貫 74歳 武蔵岩槻藩主。
1月4日 多田作兵衛 78歳 衆議院議員。
1月10日 芳川顕正 80歳 東京府知事・文部大臣・司法大臣・内務大臣・逓信大臣・枢密院副議長。腎臓炎のため死去。
本多精一 50歳 新聞記者、経済評論家。
1月11日 片岡七郎 68歳 海軍大将。
1月13日 牟田口元学 77歳 鉄道経営者、貴族院議員。
1月16日 末弘直方 74歳 薩摩藩士、高知県知事・岩手県知事・香川県知事・函館区長・小倉市長・八幡市長。
一柳頼明 63歳 伊予小松藩知事。
1月18日 池田禎政 26歳 池田家当主。スペイン風邪のため死去。
1月20日 大須賀乙字 40歳 俳人。スペイン風邪のため死去。
1月21日 権藤震二 50歳 ジャーナリスト、実業家。
1月26日 折田彦市 72歳 文部官僚、第三高等学校校長、貴族院議員。スペイン風邪のため死去。
1月27日 岩永マキ 72歳 社会事業家。
高木正善 68歳 河内丹南藩主。
松平義生 66歳 美濃高須藩主。
1月31日 藤沢南岳 79歳 儒学者。
2月4日 須藤南翠 64歳 小説家、新聞記者。
尾高次郎 55歳 銀行家。
2月25日 繁田満義 76歳 殖産家、埼玉県会議員。
3月10日 岩谷松平 72歳 岩谷商会会長、衆議院議員。脳溢血のため死去。
3月11日 石川正雅 不明 陸軍中佐。尼港事件で戦死。
3月13日 石田虎松 47歳 外交官。尼港事件の際、妻子を殺した後に自殺。
三宅駸五 38歳 海軍中佐。尼港事件で戦死。
3月19日 初代中村又五郎 36歳 歌舞伎役者。
4月2日 新村善兵衛 40歳 農民、大逆事件被告。
4月3日 輪島聞声 69歳 浄土宗の尼僧、教育者。
4月9日 小林樟雄 65歳 衆議院議員。没日は4月7日とも。
4月13日 高木兼寛 72歳 海軍軍医総監、東京慈恵会医科大学創立者。
5月3日 杉孫七郎 86歳 長州藩士、秋田県令、枢密顧問官。
5月9日 岩野泡鳴 48歳 小説家、詩人。腸チフスで入院中、大腸穿孔のため死去。
5月14日 山辺丈夫 70歳 津和野藩士、紡績技師、実業家。
6月1日 安藤忠義 67歳 フランス語学者。
6月3日 服部兼三郎 51歳 綿関係事業家。
6月11日 斎藤十一郎 54歳 法学者、関西大学学長。
6月12日 豊川良平 69歳 実業家、貴族院議員。
6月16日 鴻池幸富 80歳 実業家、10代鴻池善右衛門。
6月17日 林包明 63歳 自由民権運動家。
6月25日 柏井園 51歳 キリスト教伝道者。白血病のため死去。
6月29日 植村家壷 74歳 大和高取藩主。
恒松隆慶 68歳 衆議院議員、実業家。
7月9日 瓜生震 68歳 実業家。
7月13日 川崎芳太郎 52歳 川崎造船所副社長、神戸川崎銀行頭取。
7月27日 前田利鬯 80歳 加賀大聖寺藩主。
8月9日 中沢臨川 49歳 文芸評論家、電気工学者。咽頭結核のため死去。
8月20日 7代芳村伊三郎 66歳 長唄三味線方。
8月24日 稲垣長敬 67歳 志摩鳥羽藩主。
8月28日 遠山品右衛門 70歳 猟師。
9月2日 日置黙仙 74歳 曹洞宗の僧。
山口孤剣 38歳 社会運動家、新聞記者、雑誌記者。腎臓病のため死去。
9月6日 5代嵐璃寛 50歳 歌舞伎役者。
9月12日 高橋作衛 54歳 法学者、内閣法制局長官、貴族院議員。肉腫のため死去。
9月23日 赤松則良 80歳 海軍中将、貴族院議員。
10月5日 末松謙澄 66歳 内閣法制局長官・逓信大臣・内務大臣。スペイン風邪のため死去。
10月6日 黒岩涙香 59歳 作家、翻訳家、ジャーナリスト。肺癌のため死去。
10月18日 楠瀬喜多 85歳 自由民権運動家。
小室三吉 58歳 三井物産取締役。
10月21日 古賀玄三郎 42歳 医師。満州で客死。
11月1日 安岡雄吉 67歳 衆議院議員。
5代鶴賀鶴吉 36歳 浄瑠璃大夫。
11月8日 田村成義 70歳 興行師。腎臓炎のため死去。
11月10日 東園基愛 70歳 侍従、宮中顧問官、子爵。
11月12日 4代清水六兵衛 73歳 陶工。
11月16日 石川素堂 80歳 曹洞宗の僧。
11月17日 土屋光春 73歳 陸軍大将。
11月22日 村山ませ子 78歳 大奥女中。
11月26日 一戸直蔵 43歳 天文学者、ジャーナリスト。結核のため死去。
12月3日 肥塚龍 73歳 衆議院副議長、東京府知事。
12月4日 山崎弁栄 62歳 浄土宗の僧。
12月5日 大沢岳太郎 58歳 解剖学者。
12月8日 岡部精一 53歳 日本史学者。糖尿病のため死去。
12月9日 岡谷繁実 86歳 館林藩士、歴史家。
12月18日 遠藤清子 39歳 婦人運動家、小説家。
12月20日 和田維四郎 65歳 鉱物学者、書誌学者。
12月23日 日野強 56歳 陸軍大佐。
12月26日 中島正賢 53歳 技術者、実業家。
12月30日 大場茂馬 52歳 刑法学者、大審院判事、弁護士、衆議院議員。
大正10年（1921年）
不明 本多敏三郎 78歳 彰義隊隊士。
1月7日 中原悌二郎 34歳 彫刻家。
1月9日 日比谷平左衛門 74歳 紡績実業家。
鈴木文太郎 58歳 解剖学者。
1月13日 神田兵右衛門 81歳 公共事業家、神戸市会議長。
伊集院五郎 70歳 元帥海軍大将。
1月18日 吉田正春 70歳 外交官、探検家。
1月21日 足利聡氏 65歳 下野喜連川藩主。
1月27日 高木壬太郎 58歳 牧師、教育者。
1月29日 小野五平 91歳 将棋棋士。
1月31日 奥田正香 75歳 尾張藩士、実業家、愛知県会議員。
2月2日 三宅恒方 42歳 昆虫学者。腸チフスのため死去。
2月9日 村田経芳 84歳 陸軍少将。肝臓病のため死去。
近藤廉平 74歳 徳島藩士、日本郵船社長、貴族院議員。
2月15日 周布公平 72歳 長州藩士、内閣書記官長・兵庫県知事・行政裁判所長官・神奈川県知事・枢密顧問官。
2代藤浪与兵衛 57歳 歌舞伎小道具方。
2月22日 松村雄之進 70歳 衆議院議員。
2月24日 橋口五葉 42歳 装幀作家、浮世絵研究者。中耳炎と脳膜炎のため死去。享年は41とも。
2月25日 小池張造 49歳 外交官。
2月26日 斎藤季治郎 55歳 陸軍中将。
3月1日 中原邦平 70歳 歴史家。
3月5日 飯島喬平 45歳 大審院検事。
3月7日 香川善治郎 74歳 剣道家。
3月11日 坂本直衛 38歳 坂本直の子。
3月12日 三角錫子 50歳 教育者、トキワ松学園創立者。
3月14日 飯島魁 61歳 動物学者、魚類学者。
3月21日 西川嘉義 58歳 日本舞踊家。稽古場で自殺。
3月25日 戸部隆吉 36歳 美術史家。
3月26日 沖野忠雄 68歳 土木技術者。
4月2日 花房直三郎 65歳 統計学者、内閣統計局局長。
4月16日 岡崎雪聲 68歳 鋳造師、彫金家。
4月20日 伊藤雋吉 82歳 丹後田辺藩士、海軍中将、貴族院議員。
4月27日 久保祖舜 80歳 陶芸家。
初代神田松鯉 79歳 講談師。
5月2日 北畠治房 89歳 勤皇家、司法官。
5月3日 伊東祐穀 61歳 統計学者。
5月5日 3代豊沢団平 64歳 浄瑠璃三味線方。
5月6日 池田輝方 39歳 浮世絵師、画家。肺患のため死去。
5月17日 有賀長雄 62歳 法学者、社会学者。脳溢血のため死去。
5月19日 福羽逸人 66歳 農学者、造園家、園芸家、宮中顧問官。
5月26日 本多錦吉郎 72歳 画家。
6月4日 中野権六 61歳 佐賀県会議員、佐賀毎日新聞社長。
6月6日 相馬哲平 89歳 実業家、貴族院議員。
6月8日 2代中村梅玉 81歳 歌舞伎役者。入浴中に心臓麻痺のため死去。
6月19日 鍋島直大 76歳 肥前佐賀藩主、元老院議官、宮中顧問官、貴族院議員。
6月20日 高辻修長 82歳 御用掛、東宮侍従長、宮中顧問官。
6月29日 松岡好一 57歳 ジャーナリスト。
7月15日 島川文八郎 58歳 陸軍大将。
7月25日 佐藤進 77歳 陸軍軍医、医学者。
8月5日 細谷安太郎 71歳 幕臣、砲兵中尉。
8月7日 山岡熊治 54歳 陸軍中佐、社会事業家。
8月11日 前田正名 72歳 農商務次官、貴族院議員、元老院議官、実業家。
政尾藤吉 52歳 衆議院議員、外交官。
8月27日 渡辺千秋 79歳 諏訪藩士、筑摩県権参事・鹿児島県知事・滋賀県知事・北海道庁長官・内務次官・京都府知事・
貴族院議員・枢密顧問官・宮内大臣。
9月2日 福本日南 65歳 ジャーナリスト、衆議院議員。脳溢血のため死去。
9月7日 楫取美和子（杉文） 79歳 吉田松陰の妹、久坂玄瑞・楫取素彦の妻。
9月12日 大江卓 75歳 神奈川県令、衆議院議員。胃癌のため死去。
9月14日 井上正巳 66歳 常陸下妻藩主。
9月17日 酒井忠宝 66歳 出羽庄内藩主。
9月23日 3代住田又兵衛 63歳 歌舞伎囃子方。
9月26日 田中唯一郎 55歳 教育者、早稲田大学理事。
9月28日 安田善次郎 84歳 安田財閥創業者。神奈川県大磯の別邸にて朝日平吾に刺殺された。
朝日平吾 32歳 国家主義者。安田善次郎を殺害後、剃刀で自殺。
10月5日 小西六右衛門 75歳 コニカ設立者。
大島道太郎 62歳 金属工学者。
10月19日 平井六右衛門 57歳 実業家、衆議院議員、貴族院議員。
10月20日? 野村隈畔 38歳 哲学者、評論家。女性と心中を図り死去。
11月4日 原敬 66歳 第19代内閣総理大臣、逓信大臣・内務大臣・司法大臣。東京駅で中岡艮一に刺殺された。
11月5日 加藤勝弥 68歳 衆議院議員。
11月10日 川崎幾三郎 67歳 実業家。
11月23日 高津鍬三郎 58歳 教育者、国文学者。肝臓癌のため死去。
11月26日 長谷信成 81歳 宮内少丞、参与。
11月30日 上田有沢 72歳 陸軍大将。
12月10日 徳川鉄子 47歳 徳川慶喜の娘、徳川達道の妻。
12月15日 岡松参太郎 51歳 法学者。
藤縄英一 30歳 飛行家。飛行訓練中に墜落事故死。
12月22日 坂三郎 78歳 茶業家。
12月23日 前田利同 66歳 越中富山藩主。
12月24日 三須宗太郎 67歳 海軍大将。
12月26日 高田慎蔵 70歳 貿易商。
12月29日 林有造 80歳 衆議院議員、逓信大臣、農商務大臣。
大正11年（1922年）
1月3日 7代野沢喜八郎 76歳 浄瑠璃三味線方。
1月4日 三井高保 73歳 三井銀行総長・社長。
石原和三郎 58歳 作詞家。
1月5日 薗田宗恵 61歳 浄土真宗の僧。
1月9日 竹内綱 84歳 実業家、衆議院議員。
1月10日 大隈重信 85歳 第8・17代内閣総理大臣、参議・大蔵卿・外務大臣・農商務大臣・内務大臣。胆石症のため
死去。
1月19日 3代鶴澤清六 55歳 浄瑠璃三味線方。
1月21日 久板卯之助 45歳 無政府主義者。天城山で凍死。
1月22日 徳川慶久 39歳 貴族院議員。脳溢血のため死去。
1月27日 日下部鳴鶴 85歳 能書家。肺炎のため死去。
1月28日 戸田忠綱 83歳 下野高徳藩主・下総曾我野藩主。
2月1日 山県有朋 85歳 長州藩士、第3・9代内閣総理大臣、内務大臣・司法大臣・枢密院議長、元帥陸軍大将。肺炎と
気管支拡大症のため死去。
2月6日 2代市川段四郎 68歳 歌舞伎役者。
2月8日 樺山資紀 86歳 海軍大将、台湾総督、警視総監、内務大臣・文部大臣。食道癌と脳出血のため死去。
4代橘家圓蔵 59歳 落語家。
2月9日 豊島陽蔵 71歳 陸軍中将、広島市長。
2月12日 河野主一郎 77歳 薩摩藩士、青森県知事。
2月15日 宇都宮太郎 62歳 陸軍大将。
2月20日 初代神野金之助 74歳 実業家、貴族院議員。
3月5日 牛場卓蔵 73歳 ジャーナリスト、衆議院議員、実業家。
3月7日 一柳末徳 73歳 播磨小野藩主、貴族院議員。
3月10日 末弘厳石 66歳 大審院刑事部長。
3月15日 雉本朗造 47歳 法学者。瀬戸内海を航行中の船から姿を消し、後に遺体で発見された。
3月22日 矢板武 74歳 開拓者、実業家、栃木県会議員。
3月23日 岡村司 57歳 法学者、弁護士。
4月3日 田中源太郎 70歳 実業家、衆議院議員、貴族院議員。山陰本線に乗車中、保津川に列車と共に転落する事故
のため死去。
4月4日 前田政四郎 69歳 陸軍軍医監。
4月28日 渡嘉敷守礼 40歳 舞台俳優。
4月30日 荘田平五郎 76歳 三菱財閥の実業家、教育者。
本間光輝 69歳 大地主、酒田町長。
5月3日 岸光景 84歳 図案家。
5月6日 5代市川小團次 73歳 歌舞伎役者。
5月16日 和井内貞行 65歳 十和田湖開発者。
5月19日 江原素六 81歳 幕臣、衆議院議員、貴族院議員、東京YMCA理事長。脳溢血のため死去。
6月2日 吉田庫三 56歳 教育者。
6月11日 西郷イト 80歳 西郷隆盛の妻。
6月16日 新井奥邃 77歳 仙台藩士、キリスト教伝道者。
6月19日 常陸山谷右エ門 49歳 第19代横綱。敗血症のため死去。
6月20日 饗庭篁村 68歳 小説家、演劇評論家。脳の障害のため死去。
6月21日 小柳津要人 79歳 岡崎藩士、丸善社長。
6月27日 東伏見宮依仁親王 56歳 皇族、元帥海軍大将。
7月4日 賀田金三郎 66歳 実業家。
7月5日 近藤芳助 80歳 新選組隊士、神奈川県議会議員。
7月9日 森鷗外 61歳 小説家、翻訳家、陸軍軍医総監。萎縮腎・肺結核のため死去。
7月17日 近藤虎五郎 58歳 土木技術者。
7月20日 平戸廉吉 29歳 詩人。
7月22日 高峰譲吉 69歳 科学者、実業家。腎臓炎のため死去。
8月9日 宮崎湖処子 59歳 詩人、小説家。
8月12日 木村長七 71歳 足尾銅山所長、古河本店理事長。
8月29日 波多野敬直 73歳 司法大臣・宮内大臣・侍従長、貴族院議員。
9月4日 寺田精一 39歳 心理学者。
9月18日 知里幸恵 20歳 アイヌ文化伝承者。心臓麻痺のため死去。
9月25日 東海散士（柴四朗） 71歳 小説家、衆議院議員。
10月1日 橘智恵子 34歳 代用教員、石川啄木の同僚。
10月14日 早川千吉郎 60歳 大蔵官僚、貴族院議員、南満州鉄道総裁。
蕨真一郎 47歳 歌人、造林家。
10月15日 大井憲太郎 80歳 衆議院議員、自由民権運動家。
10月18日 児島惣次郎 54歳 陸軍中将。
10月20日 河鰭公篤 66歳 子爵。
10月25日 小牧昌業 80歳 漢学者、内閣書記官長、奈良県知事、愛媛県知事、貴族院議員。
樽井藤吉 73歳 衆議院議員。
11月2日 坪井玄道 71歳 体育学者。
11月9日 高杉雅子 78歳 高杉晋作の妻。
11月16日 二宮尊親 68歳 開拓者、報徳学園校長。
11月21日 丸山名政 66歳 衆議院議員、実業家。
11月24日 新家孝正 66歳 建築家。
11月27日 宮沢トシ 25歳 宮沢賢治の妹。結核のため死去。
12月4日 佐藤三千夫 23歳 反戦運動家。ハバロフスクで病死。
12月6日 小野鵞堂 61歳 能書家。
宮崎滔天 53歳 革命家、浪曲家。腎臓病による尿毒合併症のため死去。
12月10日 川島元次郎 46歳 歴史学者。
12月11日 田村崇顕 65歳 陸奥一関藩主。
12月22日 西郷四郎 57歳 柔道家。
12月25日 鈴木馬左也 62歳 住友総理事。
12月31日 人見勝太郎 80歳 幕臣、茨城県令、実業家。
大正12年（1923年）
1月4日 佐久間長敬 85歳 江戸南町奉行所与力。
1月8日 島村速雄 66歳 元帥海軍大将。脳梗塞のため死去。
寺野精一 58歳 造船・航空工学者。
岡十郎 54歳 日本水産創立者、山口県会議員。
1月14日 金原明善 92歳 実業家。
1月17日 板倉勝宣 27歳 登山家。立山登山中に遭難死。
1月18日 織田完之 82歳 官吏、農業史家。
1月26日 大木口哲 69歳 実業家。
2月3日 黒木為楨 80歳 陸軍大将、枢密顧問官。肺炎のため死去。
2月4日 伏見宮貞愛親王 66歳 皇族、元帥陸軍大将。
2月5日 山内提雲
（山内六三郎）		 86歳 幕臣、逓信官僚、鹿児島県知事。
2月7日 竹柴其水 75歳 歌舞伎作者。
2月8日 大谷光瑩 72歳 浄土真宗の僧。
2月12日 畔柳芥舟 53歳 英語学者。
2月14日 和田巌 26歳 社会運動家。腸チフスのため死去。
2月23日 細川義昌 75歳 衆議院議員。
2月24日 横田国臣 74歳 検事総長、大審院院長。
3月2日 何礼之 84歳 元老院議官、貴族院議員、官僚。
3月6日 池辺義象 63歳 国文学者、歌人。
3月11日 小野金六 72歳 実業家。
3月13日 酒井忠美 66歳 安房勝山藩主。
3月18日 日下義雄 73歳 衆議院議員、長崎県知事、福島県知事。
3月24日 大村徳敏 48歳 実業家。
3月25日 井口在屋 68歳 機械工学者。
3月26日 加藤恒忠 65歳 外交官、衆議院議員、貴族院議員、松山市長。食道癌のため死去。
4月1日 北白川宮成久王 37歳 北白川宮能久親王の王子、陸軍大佐。自身の運転する車で衝突事故を起こし死去。
4月8日 岩崎喜勢 79歳 岩崎弥太郎の妻。
4月28日 柴太一郎 85歳 会津藩士、南会津郡長。
大隈綾子 74歳 大隈重信の妻。
5月1日 佐久間信恭 63歳 英語学者。
5月2日 古矢弘政 70歳 陸軍軍楽隊長。
5月16日 柳敬助 43歳 画家。
5月25日 水谷川忠起 76歳 法相宗の僧、春日大社宮司。
5月27日 伊達邦宗 54歳 伊達家当主。
6月6日 鳥潟右一 41歳 工学者。
6月9日 有島武郎 46歳 小説家。軽井沢で波多野秋子と心中（縊死）。
波多野秋子 30歳 婦人公論記者。軽井沢で有島武郎と心中（縊死）。
6月22日 松本楓湖 84歳 画家。
6月23日 愛知敬一 44歳 物理学者。フグの食中毒のため死去。
6月26日 正親町実正 69歳 貴族院議員、埼玉県知事、侍従長。
高尾平兵衛 29歳 社会運動家。赤化防止団長・米村嘉一郎を襲撃するが、逆に射殺された。
7月3日 野口佐代助 73歳 野口英世の父。
7月6日 都筑馨六 63歳 官僚、外交官、貴族院議員、枢密顧問官。
7月18日 蔵内次郎作 77歳 実業家、衆議院議員。
7月20日 細川潤次郎 90歳 土佐藩士、蘭学者、法学者、教育者、貴族院副議長。
7月29日 南部信方 66歳 陸奥七戸藩主。
8月6日 寺尾寿 69歳 天文学者、数学者。
8月10日 旭玉山 81歳 彫刻家。
8月13日 2代三遊亭小圓朝 67歳 落語家。
田中萃一郎 51歳 歴史学者。脳溢血のため死去。
8月15日 田尻稲次郎 74歳 経済学者、貴族院議員、会計検査院長、東京市長。
8月18日 波多野貞之助 60歳 教育者。
8月24日 加藤友三郎 63歳 第21代内閣総理大臣、海軍大将、海軍大臣。大腸癌のため死去。
8月27日 飯田俊徳 77歳 長州藩士、鉄道庁部長。
9月1日 松岡康毅 78歳 検事総長、行政裁判所所長、農商務大臣、枢密顧問官、日本大学総長。関東大震災のため死去。
佐々木慎思郎 76歳 二十銀行頭取、東京海上火災保険取締役。関東大震災のため死去。
園田孝吉 76歳 外交官、銀行家。関東大震災のため死去。
磯部四郎 73歳 法学者、大審院検事・判事、弁護士、貴族院議員、衆議院議員。関東大震災で焼死。
円中文助 71歳 製糸技術者。関東大震災のため死去。
5代麗々亭柳橋 53歳 落語家。関東大震災で発生した火災で焼死。
島上勝次郎 43歳 労働運動家。関東大震災で発生した火災のため、陸軍被服廠跡で焼死。
辻村伊助 38歳 園芸家、登山家。関東大震災で発生した山崩れのため死去。
富田木歩 27歳 俳人。関東大震災で発生した火災で焼死。
佐紀子女王 21歳 皇族、山階宮武彦王妃。関東大震災で倒壊した建物の下敷きとなり圧死。
寛子女王 18歳 皇族。関東大震災で倒壊した建物の下敷きとなり圧死。
師正王 6歳 皇族。関東大震災で倒壊した建物の下敷きとなり圧死。
9月2日 浅井正次郎 68歳 海軍少将。
厨川白村 44歳 英文学者、評論家。関東大震災で発生した津波に流され、救助されたが死去。
9月4日 平沢計七 35歳 労働運動家、小説家。関東大震災後の混乱の中で捕縛され、近衛師団に銃剣で刺殺された。
加藤高寿 27歳 労働運動家。関東大震災後の混乱の中で捕縛され、近衛師団に銃剣で刺殺された。
吉村光治 24歳 社会運動家。関東大震災後の混乱の中で捕縛され、近衛師団に銃剣で刺殺された。
川合義虎 22歳 労働運動活動家。関東大震災後の混乱の中で捕縛され、近衛師団に銃剣で刺殺された。
佐藤欣治 22歳 労働運動家。関東大震災後の混乱の中で捕縛され、近衛師団に銃剣で刺殺された。
北島吉蔵 20歳 社会運動家。関東大震災後の混乱の中で捕縛され、近衛師団に銃剣で刺殺された。
9月5日 宮部襄 77歳 高崎藩士、衆議院議員。
9月8日 野呂景義 70歳 金属工学者。
9月16日 大杉栄 39歳 思想家、作家、アナキスト。憲兵により殺害された。
伊藤野枝 29歳 婦人運動家、大杉栄の妻。憲兵により殺害された。
橘宗一 7歳 大杉栄の甥（妹の子）。憲兵により殺害された。
9月18日 佐藤鋼次郎 62歳 陸軍中将。
9月19日 南部甕男 79歳 土佐藩郷士、大審院長、枢密顧問官。
初代快楽亭ブラック 66歳 落語家、講釈師、奇術師。
9月30日 松平康載
（板倉勝観）		 70歳 武蔵川越藩主。
10月16日 岩倉具綱 83歳 参与、宮内省掌典長、宮中顧問官。
10月20日 舟木錬太郎 68歳 海軍少将。
10月21日 岡田正美 53歳 国語学者。
10月22日 柳沢光邦 70歳 越後黒川藩主、貴族院議員。
坂本金弥 59歳 実業家、衆議院議員。
11月8日 大森房吉 56歳 地震学者。脳腫瘍のため死去。
11月12日 川崎悦行 23歳 社会運動家。第1次共産党事件で逮捕され、市ヶ谷刑務所で獄死。
11月14日 島田三郎 72歳 衆議院議長、ジャーナリスト。
11月15日 前田三遊 55歳 ジャーナリスト。
11月26日 大谷喜久蔵 68歳 陸軍大将、教育総監。
11月29日 池田謙三 70歳 銀行家。
12月17日 勝本勘三郎 58歳 刑法学者、検察官、弁護士。
12月19日 小山健三 66歳 三十四銀行頭取、貴族院議員。
12月24日 加藤正義 70歳 日本郵船副社長、東京市会議長。
12月29日 河野広中 75歳 衆議院議長・農商務大臣。肝臓癌のため死去。
12月30日 神田乃武 67歳 英語学者、貴族院議員。
大正13年（1924年）
不明 中島幾三郎 67歳 工業家、発明家。
1月 2代橋本市蔵 69歳 漆芸家。
1月10日 梅沢道治 72歳 陸軍中将。
1月14日 原勝郎 54歳 歴史学者。直腸癌と癌性腹膜炎のため死去。
1月17日 仲小路廉 59歳 逓信次官・農商務大臣、貴族院議員、枢密顧問官。脳溢血のため死去。
1月18日 神保小虎 58歳 地質学者、鉱物学者。肝臓病のため死去。
1月26日 相馬永胤 75歳 衆議院議員、法学者、経済学者、代言人。尿毒症のため死去。
1月27日 柴山矢八 75歳 海軍大将。
長谷川好道 75歳 陸軍大将、参謀総長、朝鮮総督。
1月31日 萩野由之 65歳 歴史学者、国文学者。狭心症のため死去。
石川照勤 56歳 真言宗の僧。
2月1日 児玉芳子 93歳 吉田松陰の妹、児玉祐之の妻。
2月2日 戸田忠友 78歳 下野宇都宮藩主、寺社奉行。
2月10日 飯田義一 75歳 三井合名会社参事、大正海上火災保険会長。
2月13日 杉浦重剛 80歳 教育者、思想家、衆議院議員。腎臓炎のため死去。
2月21日 中村春二 48歳 教育者、成蹊学園創立者。
2月27日 高山次郎 75歳 新選組隊士。
3月4日 和田豊治 64歳 実業家、貴族院議員。胃癌のため死去。
3月5日 戸田海市 53歳 経済学者。
3月9日 2代田中長兵衛 67歳 実業家。
3月12日 相良頼紹 72歳 貴族院議員。
3月15日 釈興然 76歳 真言宗の僧。
3月18日 3代竹本越路太夫 60歳 義太夫節太夫。
3月19日 6代豊沢広助 83歳 浄瑠璃三味線方。
渡辺巳之次郎 56歳 ジャーナリスト。
3月24日 華頂宮博忠王 23歳 皇族、海軍中尉。流行性脳脊髄炎のため死去。
3月30日 福原有信 77歳 資生堂創業者、帝国生命保険設立者。
4月2日 八代国治 52歳 歴史学者。アクチノミコーゼ（放線菌症）のため死去。
4月9日 村瀬春雄 54歳 保険学者、帝国海上保険副社長。
4月12日 伊藤梅子 77歳 伊藤博文の妻。
上田整次 52歳 ドイツ文学者。腎炎のため死去。
4月21日 鍵谷徳三郎 58歳 教育者。
4月26日 伊集院彦吉 61歳 外交官、関東長官、外務大臣。
4月30日 中沢文三郎 65歳 フランス語学者。
5月1日 磯田良 58歳 歴史学者。脳溢血のため死去。
6月2日 福沢錦 80歳 福沢諭吉の妻。
6月4日 6代野沢吉兵衛 57歳 浄瑠璃三味線方。
6月18日 木村猛夫 52歳 新派俳優。
6月23日 牧野弼成 71歳 丹後田辺藩主。
7月 有馬藤太 88歳 薩摩藩士、国家主義者。
7月1日 小山益太 64歳 果樹園芸家。
7月2日 松方正義 90歳 薩摩藩士、第4・6代内閣総理大臣、大蔵大臣・内務大臣・内大臣
7月3日 日下部四郎太 50歳 地球物理学者。丹毒のため死去。
7月4日 下橋敬長 80歳 有職故実家。
7月5日 徳川英子 38歳 徳川慶喜の娘、徳川圀順の妻。
7月8日 吉川治郎左衛門 69歳 農村指導者、滋賀県会議員。
7月9日 一条実輝 59歳 海軍大佐、東宮侍従長、宮中顧問官、明治神宮宮司。肋膜炎のため死去。
7月15日 黒田清輝 59歳 画家、貴族院議員。尿毒症のため死去。
7月19日 17代木村庄之助 63歳 大相撲立行司。
7月23日 安成貞雄 40歳 評論家、新聞記者。脳溢血のため死去。
7月29日 市来政方 66歳 宮内官僚、宮中顧問官。脳溢血のため死去。
西村天囚 60歳 ジャーナリスト。肺炎と脳症のため死去。
8月5日 13代千宗室 53歳 茶道家、裏千家家元。
8月12日 10代伊藤伝七 73歳 東洋紡績社長、貴族院議員。
8月15日 郡司成忠 65歳 海軍軍人、探検家。心臓麻痺のため死去。
8月18日 6代三笑亭可楽 79歳 落語家。
8月20日 田村銀之助 69歳 新選組隊士。
8月27日 今西林三郎 73歳 実業家、衆議院議員。
8月30日 蠣崎富三郎 64歳 陸軍中将。
9月8日 奥繁三郎 64歳 衆議院議長。
9月20日 藤沢黄鵠 51歳 漢学者、衆議院議員。
9月27日 今村有隣 80歳 フランス語学者。
9月29日 人見一太郎 60歳 評論家、ジャーナリスト、実業家。
10月6日 郡虎彦 35歳 劇作家。結核のため死去。
鈴木泉三郎 32歳 劇作家、編集者。
10月13日 滋野清武 43歳 飛行家。肺炎と腹膜炎のため死去。
10月22日 阿部泰蔵 76歳 三河吉田藩士、官吏、教育者、明治生命保険創立者。
10月25日 三条治子 77歳 鷹司輔煕の娘、三条実美の妻。
10月26日 垣花善 49歳 宮古島の漁師、久松五勇士の一人。
10月27日 安藤太郎 79歳 外交官、禁酒運動家。
10月29日 2代常磐津文字兵衛 68歳 浄瑠璃三味線方。
11月2日 初代三遊亭圓右 65歳 落語家。肺炎のため死去。
11月10日 下野信之 70歳 気象技術者。
11月14日 阿部宇之八 64歳 ジャーナリスト、札幌区長。
11月15日 難波大助 26歳 共産主義者、テロリスト。虎ノ門事件で裕仁親王を狙撃して逮捕され、処刑。
11月17日 高瀬羽皐 72歳 ジャーナリスト、戯作者、社会事業家。
11月20日 板倉勝己 74歳 陸奥福島藩主。
11月24日 天野勝市 43歳 教育者。
12月1日 大井才太郎 69歳 電気工学者。
12月3日 大石保 57歳 実業家、東京府会議長。
12月8日 戸川安宅 70歳 旗本、文学者、牧師。
山村暮鳥 41歳 詩人、児童文学者。結核のため死去。
12月12日 青木宣純 66歳 陸軍中将。
12月24日 中村彝 38歳 画家。
12月31日 富岡鉄斎 89歳 画家、儒学者。胆石症のため死去。
大正14年（1925年）
1月2日 日下部三之介 70歳 教育評論家。胃癌のため死去。
1月4日 平瀬作五郎 70歳 植物学者。肝硬変のため死去。
1月5日 坪井伊助 83歳 篤農家。
1月7日 村田保 84歳 法制官僚、元老院議官、貴族院議員。腎炎のため死去。
阿部秀助 50歳 経済学者。白血病のため死去。
1月8日 植村正久 69歳 思想家、牧師、神学者。
1月9日 木内重四郎 61歳 農商務官僚、貴族院議員、京都府知事。
1月10日 久我通久 85歳 参与、権大納言、陸軍少将、元老院議官、宮中顧問官、東京府知事。
1月18日 田口亀造 44歳 労働運動家。
1月20日 内藤信美 69歳 越後村上藩主。
1月23日 2代藤間勘右衛門 86歳 振付師、舞踊家。
1月24日 村木源次郎 36歳 無政府主義者。福田雅太郎暗殺計画に関与して逮捕され、予審中に獄死。
1月28日 大串龍太郎 81歳 実業家、徳島県会議長。
1月29日 中村覚 72歳 陸軍大将。
2月4日 4代歌川広重 77歳 浮世絵師。
東儀鉄笛 57歳 雅楽家、作曲家、俳優。脳出血のため死去。
横田千之助 56歳 内閣法制局長官、司法大臣。
2月14日 渡辺廉吉 72歳 法学者、裁判官、貴族院議員。道路工事の溝に転落する事故のため死去。
2月15日 木下利玄 40歳 歌人。肺結核のため死去。
2月17日 小布施新三郎 81歳 実業家。
真田増丸 50歳 浄土真宗の僧、社会運動家。
2月18日 中村祐庸 74歳 音楽家。
関和知 56歳 新聞記者、衆議院議員、陸軍政務次官。
2月22日 田中稲城 70歳 文部官僚、図書館学者。神経衰弱のため死去。
3月1日 小池国三 60歳 山一証券設立者、東京瓦斯社長。
3月4日 井口省吾 71歳 陸軍大将。
遠藤麟太郎 45歳 新聞記者。
3月9日 三島通良 60歳 医学者。
3月17日 樺島礼吉 50歳 帝国電灯社長。
3月24日 仁田原重行 64歳 陸軍大将。
3月25日 岡玄卿 74歳 医師。
米原雲海 57歳 彫刻家。
4月2日 小河滋次郎 63歳 法学者。
4月8日 江木衷 68歳 法学者、弁護士。
4月14日 平田東助 77歳 内閣法制局長官・農商務大臣・内務大臣・内大臣、貴族院議員。
4月23日 野村宗十郎 69歳 印刷業者。
山田実 37歳 漫画家。
5月6日 岡村柿紅 45歳 劇作家、劇評家。
5月20日 佐藤密蔵 54歳 ジャーナリスト。
海野厚 30歳 童謡作家、俳人。結核のため死去。
5月21日 上野英三郎 55歳 農業土木学者。脳溢血のため死去。
5月25日 難波作之進 61歳 実業家、衆議院議員。息子・大助が虎ノ門事件を起こしたため、議員を辞職して自宅に籠り、
食を断って自殺。
6月10日 大町桂月 57歳 詩人、歌人、随筆家。胃潰瘍のため死去。
6月11日 18代木村庄之助 66歳 大相撲立行司。脳溢血のため死去。
6月13日 佐喜真興英 33歳 民俗研究家。肺結核のため死去。
6月16日 矢島楫子 93歳 教育者、社会事業家。
6月22日 深沢恒造 53歳 舞台俳優。
7月8日 岡部次郎 62歳 衆議院議員、満洲新報社長。
7月11日 3代小金井芦洲 53歳 講釈師。
8月4日 二階堂保則 61歳 統計学者。丹毒のため死去。
8月7日 久津見蕨村 66歳 ジャーナリスト、思想家。
8月18日 細井和喜蔵 29歳 小説家。急性腹膜炎のため死去。
9月11日 阿部正功 66歳 陸奥棚倉藩主。
9月15日 寺尾亨 68歳 法学者。脳溢血のため死去。
9月18日 由比光衛 66歳 陸軍大将。
9月25日 濱尾新 77歳 文部大臣、枢密院議長。自宅の庭で焚き火の穴の中に落ち、全身火傷のため死去。
9月27日 湯本武比古 71歳 教育家。脳溢血のため死去。享年は69とも。
9月29日 加藤照麿 63歳 政治家、小児科医、貴族院議員。
9月30日 三浦徹 76歳 牧師。
伊能嘉矩 59歳 人類学者、民俗学者。マラリアのため死去。
10月7日 山脇玄 77歳 法学者、行政裁判所長官、貴族院議員。
10月15日 古田大次郎 26歳 社会運動家。銀行員殺害事件・福田雅太郎殺人未遂事件に関与して逮捕され、処刑された。
10月27日 上野岩太郎 59歳 新聞記者、順天時報社長、新公論社長。
滝田樗陰 44歳 編集者。
10月30日 鍋島直虎 70歳 肥前小城藩主、貴族院議員。
11月9日 中村清蔵 66歳 実業家、東京府会議員。
11月12日 石川半山 54歳 ジャーナリスト、衆議院議員。
富永太郎 25歳 詩人、画家。肺結核のため死去。
11月22日 下岡忠治 56歳 秋田県知事、内務次官、朝鮮総督府政務総監。胃癌のため死去。
12月4日 曾我廼家十郎 57歳 喜劇俳優。
12月22日 毛利五郎 55歳 貴族院議員。関東大震災での負傷が元で死去。
12月23日 岡野敬次郎 61歳 内閣法制局長官・行政裁判所長官・司法大臣・文部大臣・農商務大臣・枢密院副議長・
帝国学士院長。
12月26日 14代式守伊之助 56歳 大相撲立行司。
12月27日 岡部長職 72歳 和泉岸和田藩主、貴族院議員、東京府知事、司法大臣、枢密顧問官。脳梗塞のため死去。
大正15年（1926年）
1月1日 菊池九郎 80歳 弘前市長、衆議院議員、山形県知事。
1月2日 斎藤兼次郎 67歳 社会運動家。
村井吉兵衛 63歳 村井財閥創業者。
1月10日 跡見花蹊 87歳 教育者、画家、書家。
1月14日 木村浩吉 66歳 海軍少将。
1月15日 小栗風葉 52歳 小説家。
1月28日 三浦梧楼 81歳 長州藩士、学習院院長、貴族院議員、朝鮮公使、枢密顧問官、宮中顧問官。尿毒症のため死去。
加藤高明 67歳 第24代内閣総理大臣、外務大臣。肺炎のため死去。
1月29日 小沢武雄 83歳 陸軍中将、貴族院議員。
4代古今亭志ん生 50歳 落語家。癌のため死去。
2月1日 石橋忍月 62歳 文芸評論家、小説家、弁護士、長崎県会議員。
2月5日 松本白華 89歳 浄土真宗の僧。
2月10日 箭内亘 52歳 東洋史学者。胃潰瘍のため死去。
横田英夫 38歳 農民運動家。
2月14日 大木遠吉 56歳 司法大臣・鉄道大臣、貴族院議員。
2月18日 黒田湖山 49歳 小説家、新聞記者。
2月20日 内藤鳴雪 80歳 伊予松山藩士、官吏、俳人。肋膜炎と脳溢血のため死去。
中田錦吉 63歳 住友総理事。
2月23日 淡島寒月 68歳 小説家、画家。
3月2日 住友友純 63歳 住友家15代当主、茶人。
3月6日 佐々木月樵 52歳 仏教学者、教育者。急性肺炎のため死去。
3月27日 島木赤彦 51歳 歌人。胃癌のため死去。
4月7日 穂積陳重 71歳 法学者、貴族院議員、枢密院議長。心臓麻痺のため死去。
渡辺霞亭 63歳 小説家、新聞記者、演劇評論家。心臓発作のため死去。
尾崎放哉 42歳 俳人。癒着性肋膜炎と湿性咽喉カタルのため死去。
4月9日 渋川玄耳 55歳 ジャーナリスト、随筆家。
4月10日 大島義昌 77歳 長州藩士、陸軍大将。
4月13日 池辺棟三郎 69歳 医師、宮中顧問官。
4月15日 中浜哲 30歳 詩人、社会運動家。銀行襲撃事件などにより処刑された。
4月18日 山中信義 76歳 陸軍中将。
4月28日 川村景明 77歳 元帥陸軍大将。
5月5日 猪股為次 60歳 新聞記者。
5月6日 鈴置倉次郎 60歳 衆議院議員、文部政務次官。
5月10日 木村貞子 71歳 教育者。
斎藤宇一郎 61歳 衆議院議員、農業指導者。
5月13日 井原昂 87歳 土佐藩士、高知県権参事、島根県知事。
5月22日 楯山登 51歳 地歌筝曲家。
5月24日 佐々木一 76歳 新選組隊士、警察官。
5月26日 8代望月太左衛門 36歳 歌舞伎囃子方。
6月4日 落合謙太郎 57歳 外交官。
6月7日 森川源三郎 82歳 農業指導者。
6月17日 加藤泰秋 81歳 伊予大洲藩主、侍従。
6月24日 初代玉川勝太郎 46歳 浪曲師。
7月4日 森丑之助 50歳 人類学者。台湾から日本に向かう貨客船・笠戸丸から投身自殺。
7月9日 藤井較一 69歳 海軍大将。
7月13日 中根重一 76歳 貴族院書記官長。夏目漱石の妻・鏡子の父。
7月17日 宇田成一 77歳 自由民権運動家。
7月23日 斎藤七五郎 58歳 海軍中将。
金子文子 24歳 アナキスト。朴烈事件で無期懲役刑を受け、獄死。
7月30日 桜井義肇 59歳 浄土真宗の僧。
8月30日 名和靖 70歳 昆虫学者。
9月3日 仲吉朝助 60歳 沖縄県会議員、首里市長。
9月9日 3代吉田玉造 67歳 人形浄瑠璃の人形遣い。
9月10日 目賀田種太郎 74歳 法学者、裁判官、弁護士、貴族院議員、枢密顧問官。
9月11日 尾上松之助 52歳 俳優、映画監督。心臓病のため死去。
9月13日 早速整爾 59歳 大蔵大臣・農林大臣。
9月23日 指田義雄 60歳 弁護士、実業家、衆議院議員。
上野篤 45歳 鹿児島市長。山陽本線特急列車脱線事故のため死去。
10月22日 伊庭貞剛 80歳 司法官僚、衆議院議員、住友本社総領事。
日置益 66歳 外交官。
10月25日 真下飛泉 49歳 歌人、詩人、京都市会議員。
11月1日 和田三郎 55歳 新聞記者。
11月3日 福沢捨次郎 62歳 時事新報社長、福沢諭吉の次男。
11月4日 森久保作蔵 72歳 神奈川県会議員、東京府会議員、衆議院議員。
11月8日 高島義恭 74歳 実業家。
11月21日 半井桃水 67歳 小説家。
11月24日 千葉松兵衛 63歳 実業家。
11月25日 呉錦堂 72歳 貿易商。
神戸挙一 65歳 東京電燈社長。
11月28日 高平小五郎 73歳 外交官、貴族院議員、枢密顧問官。
12月4日 武井守正 85歳 姫路藩士、白石県権知事、平県権令、鳥取県知事、石川県知事、貴族院議員、枢密顧問官、
実業家。
12月8日 日下勺水 75歳 漢学者。
12月10日 鈴木天眼 60歳 ジャーナリスト、衆議院議員。
12月21日 中島半次郎 56歳 教育学者。
12月23日 4代片岡市蔵 47歳 歌舞伎役者。
12月25日 大正天皇 48歳 第123代天皇。肺炎のため死去。

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